「逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし」
江戸時代を代表する絵師の一人、久隅守景、数々の作品を世に出し、生前からその名をよく知られていたにもかかわらず、その生涯は謎に包まれています。
◆ 開催日:〜2015年11月29日(日)
◆ 開催場所:サントリー美術館(東京都港区 六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階)
子供や動物など、身近なものに注がれる久隅守景の温かいまなざしから産まれた作品の数々に直に触れてください。
東京都渋谷区松濤の戸栗美術館で、「柿右衛門 古伊万里金襴手展」が、始まりました。
◆ 開催日:2015年10月6日(火) 〜 12月23日(水・祝)
◆ 開催場所:戸栗美術館(東京都渋谷区松濤)
◆ 問合せ:戸栗美術館
東洋陶磁器を主に保存、展示している戸栗美術館で、17世紀後半から18世紀前半にかけて製造された伊万里焼約80点を展示しています。
濁手と呼ばれる乳白色の素地に、明るい赤を基調とした賦彩を施した皿などの柿右衛門様式。
そして元禄年間の古伊万里金襴手様式の作品を展示、それぞれの時代の特徴などを見ることが出来ます。
中でも、ぜひ直にみて欲しい作品をご紹介しましょう。
まず、「色絵 鶏 置物」。

江戸時代、17世紀後半の柿右衛門様式の作品です。
その色の素晴らしさは勿論ですが、コケコッコという鶏の鳴き声が聞こえるような気がしませんか。
そして、「瑠璃釉色絵 双鶴文 皿」。

これも、17世紀後半の柿右衛門様式の作品です。
写真ではなかなかわからない、珍しい瑠璃釉の微妙な色は、直に見ることをお勧めします。
なお、写真は、内覧会で特別に撮らせていただいたもので、通常は撮影禁止ですのでご了承ください。
[資料提供 戸栗美術館]
今から三百年前の正徳六年(1716)、後に天才絵師と呼ばれる二人が生まれている。
京都で伊藤若冲、大阪で与謝蕪村、この二人の生誕三百年を記念して開催されている。
◆ 開催日:開催中〜2015年5月10日(日)まで
◆ 開催場所:サントリー美術館(東京都港区 六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階)
◆ 問合せ:サントリー美術館
伊藤若冲は、彩色鮮やかに花や鳥、動物を描いた水墨画を得意とし、片や与謝蕪村は中国の文人画の技法による山水図や俳句と絵が同じ画面に並ぶ俳画を得意としました。
同じ時代を生きた天才絵師二人、そしてその周囲の人々の作品も同時に見ることで、その時代を実感として感じることが出来る展覧会です。
毎回楽しみな、おもしろびじゅつ帖。
今回は、二人の人生を辿る双六です。
[資料提供 サントリー美術館]
サントリー美術館で開催中の「天才陶工 仁阿弥道八(にんなみ どうはち)のびのひと、まじめに」
今度の日曜日、3月1日までです。
私が是非見ていただきたいのは、「色絵兎置物」
前から見ると普通の置物なのですが、後ろに回って見るとガラスに映った目とお話し出来るような、、、。
飛びはねてガラスケースから出てきそうでした。
そしてもう一つは、「蝶文黒茶碗」
抹茶のお茶碗ですが、素朴な蝶の模様も素敵。不調法な私ですが、これでお茶を飲んでみたいと思いました。
◆ 開催日:〜2015年3月1日(日)
◆ 開催場所:サントリー美術館(東京都港区 六本木 東京ミッドタウン)
◆ 問合せ:サントリー美術館
[情報提供 サントリー美術館]
サブタイトルに科学の眼、視覚のふしぎと銘打った展覧会、どんな驚きを味わえるのでしょうか。
開催日:開催中〜 2014年5月11日(日)
開催場所:サントリー美術館(東京都港区 六本木 東京ミッドタウン3階)
問い合せ:サントリー美術館
江戸時代後期、八代将軍徳川吉宗の時代、漢訳洋書の輸入規制が緩和され、蘭学が盛んになり、同時に顕微鏡や望遠鏡が日本に入って来ました。
海外からもたらされた、これらの光学装置により、江戸の人々の見るということに対する意識が大きく変わり、江戸絵画は大きな変革を遂げたのです。
会場では、
第一章 <遠近法>との出会い
第二章 <鳥の眼>を得た絵師たち
第三章 <顕微鏡>でのぞくミクロの世界
第四章 <博物学>で観察する
第五章 <光>と<影>を描く-影絵・鞘絵・鏡・水面
の五章に分け作品を展示、また江戸の人々が楽しんだ視覚の遊びを体験するコーナーもあります。
私が是非直に自分の目でみていただきたい作品は、
「日本名所之絵」(3/29〜4/21)、「江戸一目図」(4/23〜5/11)。
空を飛ぶ飛行機が無い時代、どんな想像力を働かせて、これらの絵を描いたのでしょうか。
そして雪の結晶を描いた「雪華図説」やその雪の結晶を着物の柄に活かした錦絵の数々。顕微鏡を初めてのぞいて見えたものに対する驚きや感動が伝わってくるようです。
展示解説のスライドレクチャーやフレンドリートークも行われます。