「天下泰平の竹あかり」開催(静岡県)

日光東照宮の夜間拝観、そして博物館も特別に夜間も開館します。

ただし1日800名限定です。

◆ 開催日:2024年11月29日(金)、30日(土)

◆ 開催場所:日本平ロープウェイ、久能山東照宮(静岡県静岡市)

◆ 問合わせ:静岡鉄道株式会社 日本平ロープウェイ

夜6時から9時(最終入場は午後8時)まで、ロープウェイと東照宮拝観、博物館入館のセット券も発売されています。

博物館では、徳川家康公所用の「白檀塗具足」をはじめとする歴代15代将軍の甲冑を特別展示する、国宝・久能山東照宮 徳川歴代将軍名宝展を開催しています。

9月から行っていた夜間拝観や夜間開館もあと2日間だけになりました。この機会に、いかがでしょうか。

[資料提供 公益社団法人静岡県観光協会 東京観光営業所]

「企画展 猫を愛でたい」開催中(茨城県)

江戸時代から現代までの浮世絵、日本画、彫塑作品など魅力的な猫の作品約100点を紹介しています。

◆ 開催日:開催中 ~ 2024年(令和6年)12月8日(日)

◆ 開催場所:茨城県天心記念五浦美術館(茨城県北茨城市)

◆ 問合わせ:茨城県天心記念五浦美術館 展覧会担当

あなたは犬派ですか、それとも猫派?

私は犬派なのですが、世の中には猫派の人の方が多いような気がします。

それは作家も同じとみえて、著名な作家たちが数多くの猫をモチーフにした作品を残しています。

今回の見どころの1つは、菱田春草の「黒猫」ですが、その他にも、下村観山、木村武山らが描いた作品が展示されています。

そして作品を見るだけではなく、参加することもできます。来館者から募集した猫ちゃんフォトを動画にして紹介する「うちの猫自慢」です。

また猫に関するものを身につけて行くと、団体割引が適用される「にゃん割」も実施しています。

[資料提供 茨城県営業戦略部東京渉外局]

「竹久夢二代表作 黒船屋 肉筆特別公開」(群馬県)

大正時代を中心に活躍した画家・竹久夢二、生涯の傑作と言われる「黒船屋」が描かれたのは大正8年(1919)でした。最愛の恋人・彦乃が結核にたおれ、会いたくても会えない悲しみの中で描かれた夢二の最高傑作と言われています。

その黒船屋が年に一度、夢二の誕生日である9月16日を中心に2週間、特別室・蔵座敷で公開されます。

解説員による案内付きの、予約制での特別公開です。

◆ 開催日:2024年(令和6年)9月10日(火)~ 23日(月、祝日)

◆ 開催場所:竹久夢二伊香保記念館(群馬県渋川市)

◆ 問合せ:竹久夢二伊香保記念館 学芸課

竹久夢二は、明治17年(1884)生まれ、今年は生誕140年です。

その記念企画として、誕生日当日の16日だけは予約をしないでも見ることが出来ます。ただし、この日は解説員による解説はありません。

蔵座敷は、部屋全体の色調やデザインなど、細部にわたり「黒船屋」が、最も美しく見えるよう設計された特別室です。

夢二が愛した、想い出の地伊香保で、黒船屋のためのオーダメイドの部屋で、その肉筆画を楽しんでみませんか。

【資料提供 群馬県東京事務所 政策調整第二係】

「にんぱくの人形修復 ~文化財を未来へ~」開催中(埼玉県)

“にんぱく“こと、さいたま市岩槻人気博物館で開催中の企画展です。2020年(令和2年)の開館時から、博物館内に修復室を設け、日頃から人気修復を行ってきた、全国でも数少ない博物館です。

この展覧会では、劣化の各症状、素材別の処置から、修復が困難とされる人形衣装の復元事例まで、これまで行ってきた人形修復の数々を紹介しています。

◆ 開催期日:開催中~ 2024年9月8日(日)

◆ 開催場所:岩槻人気博物館(埼玉県さいたま市)

◆ 問合わせ:岩槻人気博物館

様々な素材で出来ている人形。

例えば、人形本体は木、毛髪部分は絹糸、肌は胡粉、衣装は染織品、被り物などの付属品は和紙などなどです。当然それぞれの素材によって痛み方が違い、修復の方法も違うため、人形の修復には、幅広い知識や処置のための技術が求められます。

岩槻人気博物館では、その開館より前の2009年度(平成21年)から人形の修復事業を始めていました。

最初は修復技術者1名、今では漆工芸、木製品、東洋絵画などを専門とする4名の修復技術者が人形の修復に携わっています。

人形修復は、まだ歴史が浅く、始まったばかりとも言えます。ですから今行っている修復が、最善の処置であるかどうかすら、現段階では判断することが出来ません。今は問題が無くても、数年後または10数年後に再び劣化してしまう可能性もあります。そのような場合に備えて、ただ修復するだけではなく、必ず修復報告書を作り、処置の内容や使用した材料なども記録として残します。まだまだ試行錯誤の連続である人形の修復です。

私たちの暮らしに身近なものとして存在する人形を未来に伝えていくためには、保存環境を整えて適切に保存していくことと修復はセットとひて欠かすことが出来ないのです。

そんなにんぱくの修復の方法などを間近で見ることが出来ます。

[資料提供 埼玉県産業労働部観光課]

「前田家伝来 夏衣装と調度展」開催(石川県)

金沢・加賀前田家の奥方御殿、歴史博物館重要文化財の成巽閣。ここには、前田家の奥方の衣装などが数多く伝えられています。

円熟した職人たちの技と洗練された意匠を見ることが出来ます。

◆ 開催期間:2024年(令和6年)7月4日(木)~ 9月29日(日)

◆ 開催場所:成巽閣(石川県金沢市)

◆ 問合せ:成巽閣

将軍家、紀州、尾張徳川家、鍋島家や公家の姫君が所持された単衣、麻を素材とした帷子や帯など、金糸銀糸を用いた高度な刺繍で華麗に彩られた衣装の数々が展示されています。

夏の衣ならではの涼やかさも楽しめることと思います。