「旭山動物園“もっと夢”基金 ✖️ VENDOMEBOUTIQUE」開催中(東京都)

北海道旭川市の旭山動物園は、北海道旭川市にある 市が運営をしている動物園。

「伝えるのは、命」の理念のもと、

動物たちのありのままの行動やしぐさが見られる「行動展示」 を通して、 命の「凄さ、美しさ、尊さ」を伝えています。

ペンギンやシロクマが話題にもなりました。

この旭山動物園の動物たちがアクセサリーになっています。

動物をアクセサリーにしたいと思ったデザイナーが選んだのが、旭山動物園の動物たち。数々のデッサンを描き、旭山動物園からのデフォルメをしないという約束を守り、出来上がったリングやペンダントなどのアクセサリー。

明日1月14日まで、東京日本橋の三越百貨店で間近に見ることができます。

「東京都中央区で開催の流鏑馬見てきました」

2024年10月19日、20日の二日間、「O H!江戸東京まつり」の一環として、中央区で初めての流鏑馬が、堀留公園で開催されました。

本物の日本文化にふれる~日本橋・銀座で、ここでしか体験できない江戸文化体験イベント~と銘打って開催されている「OH!江戸東京まつり」の特別体験として小笠原流弓馬術・流鏑馬が行われました。

五街道の起点である日本橋で、流鏑馬を見ることが出来るなんて驚きました。

本来なら240メートルで的が3つのところを3分の1の約80メートル、的も1つに縮小されてはいましたけれど。

実はこれって、射手にとっては難しいのだそうです。ゆっくり走る方が大変とか。

それでも皆さん見事に的に矢を命中させ、的になる木が割れる音がビルの谷間に響いていました。惜しくも当たらなかった人もいないわけではなかったのですが、矢は的のすぐ近くを通っていました。

そしてその度に見ている皆さんの歓声が上がっていました。

流鏑馬といえば、神社の参道などで行われるもの、それが東京の中央区、ビルに囲まれた公園で行われたのです。

流鏑馬は、平安時代から鎌倉時代にかけて盛んに行われ、現代の形式が整えられたのは江戸時代中期、1724年に徳川吉宗の命を受けて小笠原家の二十代当主・貞政が制定しました。

この小笠原流宗家嫡男の清基氏の解説で、楽しく間近に見ることが出来た、貴重な体験でした。

「OH! 江戸東京まつり」開催中(東京都)

世界的演出家・宮本亞門と共に紐解く「江戸文化」再発見イベント、と冠がついた

「OH!江戸東京まつり OH! EDO・TOKYO FESTIVAL」

江戸時代、旧五街道の起点であった東京都中央区の日本橋や銀座周辺には、日本各地から多種多様な文化や技術が集まり、そこから様々な伝統文化、芸能、工芸が誕生しました。

それらはいまも脈々と引き継がれています。

日本を、そして東京を訪れるたくさんの方々にその歴史や文化を知っていただき、更に体験してもらうことによって、改めて江戸文化を再認識し、また広く発信していこうというイベントです。

◆ 開催期間:開催中 ~ 2024年(令和6年)11月3日(日)

◆ 開催場所:GINZA SIX屋上ガーデン、三越日本橋本店前、堀留公園、木挽町ホール 他(東京都中央区)

五街道の起点である日本橋や銀座には、今も多くの伝統文化、芸能、工芸が受け継がれています。外観はビルなど近代的なものに変わっても、その根底にはしっかりと “マゴコロ“ が残っています。

そのマゴコロが、文化や芸能、工芸という形になって現れているのです。

このイベントでは、これらのものをただ見るだけではなく、実際に体験することが出来ます。

例えば、能楽。

能楽堂で所作や謡の稽古などを含むワークショップを開催します。

小笠原流礼法では立つ姿勢、座り方、歩き方などについて解説の上、その所作を実際にやっていただきます。

浮世絵では、絵葉書大の版木で実際に擦りを体験するなど、普段ではなかなか触れることのないものに直に触れ、体験することができるのです。

そして老舗伝統工芸品を間近に見ることが出来ます。

こちらは、三越本店向かい側の福島ビルで、10月14日(月)まで開催中です。

総合プロデュースの宮本亞門氏が、日常で使っているガラスの器、江戸切子や、日本はおろか世界でもここにしか無い、日本でしか手に入らないという紅も見ることが出来ます。

私たち日本人が誇りに思っている、日本の、東京の伝統文化、芸能、工芸を再確認し、更に体験することが出来るイベントです。

[資料提供 江戸街道プロジェクト実行委員会]

「令和5年度(第74回)芸術選奨贈呈式」に行ってきました。

令和6年3月、東京都内で、「令和5年度芸術選奨贈呈式と祝賀会が行われました。

演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術(A・B)、メディア芸術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論など12部門、文部科学大臣賞が23名と1組、文部科学大臣新人賞が23名、受賞されました。

盛山正仁文部科学大臣の挨拶によれば、昭和25年から始まり毎年度、今年で74回を迎え、それぞれの分野で大きな成果をあげた方々が受賞し、今年から件数も増やしたということです。

芸術というものが、社会に更に認められたということですね。

その中で、私が注目したのは、大衆芸能部門です。

文部科学大臣賞には、講談師の宝井琴調氏が国立名人会・名月若松城ほかの成果で、歌手の藤井フミヤ氏が40th Anniversary tour 2023-2024ほかの成果で、受賞。そして音曲師の桂小すみ氏が国立演芸場3月中席ほかの成果で、漫談家のねずっち氏がねずっちのイロイロしてみる60分ほかの成果で選ばれました。

贈呈式の後、講談師の宝井琴調氏にお話を伺いました。

講談について、

「いわゆる物語を語るのですが、その幅が広いんです。これが講談の魅力なんです。軍談から武芸もの、義士伝、侠客伝、いろんなものがあるんですけど。そして今若手が新作を作っている、この新作がまたとんでもなく面白いという、だから広がりがあるんです」

そして講談は、

「人を褒める商売でもあります。あの人があそこまでいったのは、こんな努力をしたから、こんな苦労があって、あそこまでいったと他人をほめる商売、我々は幸せです。365日他人をほめて生きているんです。これは健康ですよ、ですから皆さんも是非他人をほめる話を聞きにきていただければ幸いです」

最後に、今1番ほめたい人をたずねたら即座に「仲間ですね。仲間が今凄いですね、個性がある魅力的な高座をつとめているんですよ。彼らを今見逃さない方がいいですよ」とのことでした。

いま、そしてこれから更に注目の講談、そして大衆芸能もっともっと追いかけてみたくなりました。

MOKO/もこ

「講談 伝承の会」開催されました。(東京都)

「日本の究極話芸・講談。その芸は伝承されていく。

東西若手・中堅が一堂に、自己研鑽の成果ここに」

文化庁 令和5年度 国宝重要文化財等 保存整備費補助事業として行われている「講談 伝承の会」が今年も3月上旬、東京江東区で3日間に渡って行われました。

今年の参加者は、受講生の東西の若手・中堅の講談師30名と講師である講談師9名の合計39名。一年間の稽古を経て、その成果を観客の前でという発表会形式の公演です。

演芸評論家の長井好弘氏によれば、亡くなった人間国宝の一龍斎貞水が、人間国宝への200万円の助成金で「若いヤツらのために何かしてやれねえか」と考え出したものだそうです。

もうすでに10年を超え、今年の出演者は受講生である若手中堅だけで30名、1人30分なので、朝10時半から夜6時半まで、途中休憩を挟むものの1日8時間の公演時間となります。3日間とも見る人が多いということでしょうか、今年は少し割引の3日通し券も発売され、購入者には、フェスのような腕輪が渡されました。

いつもは、なんらかの用事があり、途中抜けることもあったのですが、なんと今年は何もなく3日間全て見ることが出来ました。

講談には、流派があり同じ演目でも流派によって読み方が違ったりもするそうです。

講談師の方々は、例えば違う一門の方に習いに行き、その違いを勉強するとのことでした。

見ている方にとっては、やはりいつも見るのはだいたい同じ人に偏りますから、この会でああこういう話もあるのだな、こういう講談師もいるのだなと認識を新たにすることが出来ます。

なんと言っても教えてもらった方たちだけで30名、初めて見る人にも出会える会でもあります。

詳しい内容については、客席で熱心にメモを取っている方も大勢いらしたので、多分その方々がどこかで紹介していると思いますので私はここでは書きませんが、とにかく東京、大阪東西の講談をボンヤリと聞いているだけでも楽しいと思います。その中で、あっこの人好き、この話面白いというものを見つけることが出来ると思います。

ただ注意してほしいのは、講談協会会長の宝井琴調氏曰く、「まだ習ったばかり、これから練り上げてお客様に聞いていただけるものにする、あくまでも発表会なんです」ということ、この伝承の会で聞いた、見た全てが講談と思ってはいけない、観客にとってもこれからどれを、誰を聞こうかという入門の場と言えるのではないでしょうか。

来年のことを言うと鬼が笑う、と言いますが、来年の開催も決まってはいるようです。

是非、チェックしておいて、少しでも興味があったら、見に行ってみてくださいね。

MOKO/もこ