「各地のしだれ桜情報」

日本気象協会の予想によれば、今年2024年(令和6年)東京の開花は今月3月24日、満開は30日とのことです。

この他日本各地からも、順に桜の情報が寄せられる時期になってきました。

今回は、各地のしだれ桜の情報をまとめてみました。なお開催期間は、2024年(令和6年)です。

🌸[福井県]妙祐寺 しだれ桜

◆ 開催期間:3月中旬 ~ 4月上旬

◆ 開催場所:妙祐寺(福井県小浜市)

◆ 問合せ:妙祐寺、若狭おばま観光案内所

高さ17メートル、幹周り3メートルの桜は、約130年前に妙祐寺の檀家が、山梨県の久遠寺に参拝した際、苗木を持ち帰り植樹したと伝えられています。

開花の時期になるとライトアップも行われます。

🌸[神奈川県]三溪園桜めぐり

◆ 開催期間:3月23日(土) ~ 4月2日(火)

◆ 開催場所:国指定名勝 三溪園(神奈川県横浜市)

◆ 問合せ:三溪園

三溪園には、創設者である原三溪の出身地岐阜県ゆかりの桜をはじめ数々の桜を3月上旬から4月中旬まで見頃を迎えてゆきます。

八ツ橋や鶴翔閣周辺のヤエベニシダレの見頃は、3月下旬から4月上旬です。

昼間は、日光さる軍団による猿まわしが中央広場で行われ、夜になると修理を終えた旧東慶寺仏殿などのライトアップが行われます。

🌸[茨城県]常陸風土記の丘さくらまつり

◆ 開催期間:3月23日(土) ~ 4月21日(日)

◆ 開催場所:常陸風土記の丘(茨城県石岡市)

◆ 問合せ:常陸風土記の丘

常陸風土記の丘では、4月上旬にソメイヨシノ、中旬にシダレザクラ、そして下司にはボタンザクラと3種の桜が、約1ヶ月に渡り咲き誇り訪れる人を楽しませてくれます。

🌸[長野県]信州駒ヶ根光前寺のしだれ桜ライトアップ開催

◆ 開催期間:3月30日(土) ~ 4月21日(日)

◆ 開催場所:宝積山光前寺(長野県駒ヶ根市)

◆ 問合せ:駒ヶ根市商工観光課

光前寺は、長野県下屈指の大寺で国の文化財にも指定されている名勝庭園です。そこで毎年開催されているしだれ桜のライトアップが今年も行われます。

また今年は、会期中の週末4月5日から7日と12日から14日(金曜日から日曜日)には、焚き火BARを開催、幻想的な夜桜と焚き火を眺めながらお酒を楽しむことができます。

なお、4月5日午後6時からは点火セレモニーを開催、駒ヶ根太鼓の演奏や甘酒のふるまいなどがあります。

🌸[長野県]第25回信州高山桜まつり開催

◆ 開催期間:4月1日(月) ~ 30日(火)

◆ 開催場所:高山村五大桜各所(長野県高山村)

◆ 問合せ:高山村役場産業振興課商工観光係、信州高山村観光協会

高山村には、樹齢500年以上というものをはじめ、多数のしだれ桜があります。中でも村内に点在する4本のしだれ桜(水中のしだれ桜、中塩のしだれ桜、赤和観音のしだれ桜、坪井のしだれ桜)と黒部のエドヒガン桜の5本の桜は「高山五大桜」として親しまれています。

今年の見頃は、4月上旬頃、開花中はライトアップも予定しています。

また桜まつり期間中に、五大桜にあるスタンプを3つ以上集めて、協賛店で買い物をすると割引などの特典や抽選で高山村の特産品をプレゼントするスタンプラリーなども行われます。

🌸[福島県]喜多方さくらまつり

◆ 開催期間:4月5日(金) ~ 24日(水)

◆ 開催場所:日中線しだれ桜並木(福島県喜多方市)

◆ 問合せ:日中線しだれ桜並木コールセンター(一般社団法人 喜多方観光物産協会)、喜多方市観光交流課

昭和59年に廃線となった日中線跡の約3キロにわたり、およそ1000本のしだれ桜が咲き誇ります。

期間中の12日から21日には、旧熱塩駅舎で現在は日中線記念館のライトアップも予定されています。その景色は息を呑むほどの美しさともいわれ、ノスタルジックな風景に当時の情景を思い浮かべる人も少なくありません。

この他にも、栃木県の日光田母沢御用邸記念公園では、御用邸のシンボル、樹齢400年のシダレサクラ。長野県木曽路には、「是より南 木曽路」の碑の傍らの2本のしだれ桜や田ノ上観音堂の推定樹齢300年のしだれ桜、王滝村の村唯一の寺鳳泉寺の樹齢350年以上のしだれ桜、大桑村定勝寺の山門を彩る淡い紅色の細い幹ながらすばらしい枝ぶりのしだれ桜などもあります。

また、まつり等の開催期間や見頃は天候等によって変動もありますのでご確認ください。

「令和5年度(第74回)芸術選奨贈呈式」に行ってきました。

令和6年3月、東京都内で、「令和5年度芸術選奨贈呈式と祝賀会が行われました。

演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術(A・B)、メディア芸術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論など12部門、文部科学大臣賞が23名と1組、文部科学大臣新人賞が23名、受賞されました。

盛山正仁文部科学大臣の挨拶によれば、昭和25年から始まり毎年度、今年で74回を迎え、それぞれの分野で大きな成果をあげた方々が受賞し、今年から件数も増やしたということです。

芸術というものが、社会に更に認められたということですね。

その中で、私が注目したのは、大衆芸能部門です。

文部科学大臣賞には、講談師の宝井琴調氏が国立名人会・名月若松城ほかの成果で、歌手の藤井フミヤ氏が40th Anniversary tour 2023-2024ほかの成果で、受賞。そして音曲師の桂小すみ氏が国立演芸場3月中席ほかの成果で、漫談家のねずっち氏がねずっちのイロイロしてみる60分ほかの成果で選ばれました。

贈呈式の後、講談師の宝井琴調氏にお話を伺いました。

講談について、

「いわゆる物語を語るのですが、その幅が広いんです。これが講談の魅力なんです。軍談から武芸もの、義士伝、侠客伝、いろんなものがあるんですけど。そして今若手が新作を作っている、この新作がまたとんでもなく面白いという、だから広がりがあるんです」

そして講談は、

「人を褒める商売でもあります。あの人があそこまでいったのは、こんな努力をしたから、こんな苦労があって、あそこまでいったと他人をほめる商売、我々は幸せです。365日他人をほめて生きているんです。これは健康ですよ、ですから皆さんも是非他人をほめる話を聞きにきていただければ幸いです」

最後に、今1番ほめたい人をたずねたら即座に「仲間ですね。仲間が今凄いですね、個性がある魅力的な高座をつとめているんですよ。彼らを今見逃さない方がいいですよ」とのことでした。

いま、そしてこれから更に注目の講談、そして大衆芸能もっともっと追いかけてみたくなりました。

MOKO/もこ

「講談 伝承の会」開催されました。(東京都)

「日本の究極話芸・講談。その芸は伝承されていく。

東西若手・中堅が一堂に、自己研鑽の成果ここに」

文化庁 令和5年度 国宝重要文化財等 保存整備費補助事業として行われている「講談 伝承の会」が今年も3月上旬、東京江東区で3日間に渡って行われました。

今年の参加者は、受講生の東西の若手・中堅の講談師30名と講師である講談師9名の合計39名。一年間の稽古を経て、その成果を観客の前でという発表会形式の公演です。

演芸評論家の長井好弘氏によれば、亡くなった人間国宝の一龍斎貞水が、人間国宝への200万円の助成金で「若いヤツらのために何かしてやれねえか」と考え出したものだそうです。

もうすでに10年を超え、今年の出演者は受講生である若手中堅だけで30名、1人30分なので、朝10時半から夜6時半まで、途中休憩を挟むものの1日8時間の公演時間となります。3日間とも見る人が多いということでしょうか、今年は少し割引の3日通し券も発売され、購入者には、フェスのような腕輪が渡されました。

いつもは、なんらかの用事があり、途中抜けることもあったのですが、なんと今年は何もなく3日間全て見ることが出来ました。

講談には、流派があり同じ演目でも流派によって読み方が違ったりもするそうです。

講談師の方々は、例えば違う一門の方に習いに行き、その違いを勉強するとのことでした。

見ている方にとっては、やはりいつも見るのはだいたい同じ人に偏りますから、この会でああこういう話もあるのだな、こういう講談師もいるのだなと認識を新たにすることが出来ます。

なんと言っても教えてもらった方たちだけで30名、初めて見る人にも出会える会でもあります。

詳しい内容については、客席で熱心にメモを取っている方も大勢いらしたので、多分その方々がどこかで紹介していると思いますので私はここでは書きませんが、とにかく東京、大阪東西の講談をボンヤリと聞いているだけでも楽しいと思います。その中で、あっこの人好き、この話面白いというものを見つけることが出来ると思います。

ただ注意してほしいのは、講談協会会長の宝井琴調氏曰く、「まだ習ったばかり、これから練り上げてお客様に聞いていただけるものにする、あくまでも発表会なんです」ということ、この伝承の会で聞いた、見た全てが講談と思ってはいけない、観客にとってもこれからどれを、誰を聞こうかという入門の場と言えるのではないでしょうか。

来年のことを言うと鬼が笑う、と言いますが、来年の開催も決まってはいるようです。

是非、チェックしておいて、少しでも興味があったら、見に行ってみてくださいね。

MOKO/もこ

「かわごえ 花手水ビンゴスタンプラリー2024」開催(埼玉県)

埼玉県川越市で、スタンプを集めてビンゴに挑戦、スタンプを一定数集めるとプレゼントがもらえる「かわごえ 花手水(はなちょうず)ビンゴスタンプラリー2024」が始まります。

◆ 開催期間:2024年(令和6年)3月2日(土) ~ 31日(日)

◆ 開催場所:川越市内商店街ほか(埼玉県川越市)

◆ 問合せ:(株)まちづくり川越(川越市受託事業者)

まずは観光案内所などで台紙を手に入れ、その台紙を片手に川越を歩き回りましょう。

このスタンプラリーは、川越の花手水を楽しみながら、スタンプを集めて歩く川越スタンプラリーです。

台紙を手に入れたら、地図とビンゴのマスを見て行き先を決めましょう。

そして花手水を目印にスタンプをゲット。

なかには、目印が見つけられないで苦労するものもありますが、それも一興。

はっきり言って台紙の地図は見難いですが、そこはカンを働かせて。

勿論、同時にそれぞれの花手水と周りの景色も楽しんでくださいね。

以上

「春の江戸時代料理再現食事会」開催(長野県)

令和6年春の食事会は、弘化5年正月料理の再現です。

田中本家の古文書から再現した接待料理を、当時の器でいただける食事会です。

◆ 開催日:2024年(令和6年)3月10日、13日、14日、17日、21日、22日、24日、29日(満席などの日もありますので、ご了承ください)

◆ 開催場所:田中本家博物館(長野県須坂市)

◆ 問合せ:豪商な館 田中本家博物館

普段は非公開の11代当主母屋の、庭の見えるお座敷で弘化5年(1848)1月に、家老や近くの方々が正月の挨拶に来られた時に出された料理を再現します。

古文書に記載されていた料理は、鰤や鮃の刺身、海鹿白和え、阿佐波煮付、数の子、鮫切身、焼麩、巻鶏卵、牡蠣の剥き身、葱刺身など。これだけでは、どんな料理なのか興味ありますね。しかも器は、田中家が所蔵している陶磁器や漆器です。お座敷ですが、椅子席でいただけます。

当主の挨拶から始まり、食事と器の説明、そして館内の案内など、田中本家博物館の建物と庭を堪能出来る1日です。

博物館内では、4月15日まで、大正時代のひな祭りとして、当時のお雛様と芝居人形など約100点が展示されています。

【資料提供:一般社団法人 長野県観光機構 銀座NAGANO 観光情報センター】