「山姥切国広展 〜名匠の軌跡、名刀の誕生」開催中(栃木県)
足利市立美術館開館30周年「国広、本作長義と出会う。」
◆ 開催日:開催中 〜 2025年(令和7年)3月23日(日)(観覧には、ホームページからの事前予約が必要です)
◆ 開催場所:足利市立美術館(栃木県足利市)
◆ 問合せ:足利市立美術館
天正18年(1590)に、一年ほど足利の地に滞在したと言われる国広、後に京都に住み堀川国広として数多くの刀を打ちました。
その中でも名刀といわれるのが、今回展示されている山姥切国広です。
この刀は、当時の足利領主・長尾顕長が北条氏直より拝領した《本作長義》の写しと言われます。写しでありながら、本作長義と共に重要文化財に指定されています。
この二口の刀が足利の地で集うのは435年ぶり、もしかしたら作刀されてから初めてのことかもしれません。
また会場には、同じく足利で作刀した《布袋国広》をはじめ、国広ゆかりの刀十七口も展示されています。
その他足利市内では、史跡足利学校企画展として「足利の製鉄と足利学校打の刀」の開催、商工会議所では足利市民所蔵の刀の展示、画家田崎草雲ゆかりの地にある草雲美術館にも刀が展示されています。
この機会に合わせてご覧になると良いと思います。
[資料提供 栃木県東京事務所 とちぎのいいもの販売推進本部]