「ものづくり 匠の技の祭典 2017」開催(東京都)

「伝統と革新 ものづくり 匠の技の祭典 2017」が、昨年に続き今年も開催されます。

◆ 開催日:2017年8月9日(水)〜 11日(金・祝)
◆ 開催場所:東京国際フォーラム(東京都)
◆ 主催:ものづくり・匠の技の祭典2017 実行委員会

  
昨年初めて開催された匠の技の祭典が、今年も行われます。

「衣」「食」「住」「工」の分野ごとに東京都内そして全国から約60の匠の技が集合、その技術を間近で見たり、自分で体験したりできます。

昨年は、どの体験も好評で早い時間に定員になってしまった所がほとんどでした。時間に余裕を持ってお出かけになることをお勧めします。
中でも、お勧めを幾つかご紹介しましょう。

まず、会場のほぼ中央に作られた茶室・匠創庵。

実はこの茶室は組み立て式なのです。約4時間で組み立てられたというので驚きました。左官、表具、建具、造園、タイルなど様々な匠の技が結集されています。

とは言っても、素人にはよくわからないとのことで、今年は説明を受けながら中を見ることが出来るようになりました。
そして、その向かい側では、今年も伝統建築の建前と上棟式が行われます。

東京の木である多摩産の材木を使い、日本の伝統工法で造られる建築物。出来上がったら建前と上棟式が行われます。

勿論、昨年同様、上棟式では餅の代わりにお菓子がまかれます。

  
 朝は全く鉄骨だけ。その中に、職人さんたちが家を建てて行きます。

 
職人さんたちの動きにつれて、家の骨組みが出来上がって行きます。

 
そして上棟式を終え、この会場では翌日のために解体されます。

その他各ブースでは、展示の他に、自分で匠の技に触れてみることも出来ます。

例えば、表具の技術を使ったからくり屏風づくりや笛やつづみ、三味線などの和楽器の体験、絹の布に絹の糸で刺繍を施す日本刺繍の技術で作る身近な小物、硯の仕上げ磨きの体験などです。
その他、ステージでも匠の技を活かした数々のパフォーマンスが行われますので、こちらも楽しみです。

「川内大綱引」開催(鹿児島県 )

長さ365メートル、重さ約7トンという日本一の大綱を約3000人の男たちが引き合う。その歴史は長く、400年以上続いている。

◆ 開催日:2017年9月22日(金)(予定)

◆ 開催場所:薩摩川内市向田町

◆ 問合せ先:川内大綱引保存会

地元の男たちは、この大綱引きに参加するのを楽しみに一年を過ごすともいう。勇壮という言葉がぴったり。

[資料提供 鹿児島県東京事務所]

「大入盆綱引き」開催(福岡県)

綱引きの綱に使われるのは、山から採取したかずら。神社の参道で行われる綱引きです。

◆ 開催日:2017年8月15日

◆ 開催場所:糸島市大入白山神社参道(福岡県糸島市)

◆ 問合せ先:一般社団法人 糸島市観光協会

綱引きの後は、その綱で土俵が作られ、子ども相撲が行われます。お盆の時期、この綱引きと相撲を楽しみに帰省する家族も少なくないでしょうね。

[資料提供 福岡県東京事務所 福岡よかもん・よかとこプロモーションセンター]

「第2回 ドリンクジャパン 飲料・液状食品 開発・製造展」開催(東京都)

「飲料製造を支える最新テクノロジー」と銘打ち、本日(2017年6月30日)まで開催された「第2回 ドリンクジャパン」に行ってきました。

体脂肪を減らす機能が報告されている機能性表示対応素材・ローズヒップポリフェノールMJの紹介(世界初)や、香りの違いを目で見てわかるようにした香り可視化ラベル発行サービス(世界初)など、まさに最新テクノロジーが集まっていました。

その中でも、私が注目したのは、『天然素材だけを使って、美味しさの課題を解決!』という“eエキス“というもの。
特殊な抽出製法により、化学的な香料ではなく天然の素材で自然な味や香りを実現しようというものなのです。

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もしかしたら、これからの飲み物や食べものは、原材料名に○○エキスと書いてあるものを選びたい、という日が来るかもしれません。
私は、桜とゆずの香りを実際にかいでみましたが、目の前に桜の葉や、ゆずの実を持ってきたのかと思うほどの香りでした。

そして、もう一つ気になったのが、“ふじえだ和紅茶“です。

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静岡県藤枝市で作られた紅茶を100%使った紅茶、パッケージが可愛いですよね。
日本で初めて国産ブランド紅茶を発売、日東紅茶で知られる三井農林と藤枝市の生産者とのコラボから生まれたとのことでした。

「第28回 日本ものづくりワールド」開催(東京都)

本日(2017年6月23日)まで、開催していました。
日本にある色々なものづくりの最先端が集合。

なかでも興味深かったのが、蝶結び装置です。
山口県の銘酒・獺祭に紫の和紙をかぶせ、そこに紫色の飾り紐を蝶結び。以前は人の手で結んでいたものを、今では蝶結び装置がその役目を果たしているとのことでした。

和紙に折り目をたてて、キチンと同じ方向にかぶせ、それを蝶結びで押さえる。人の手から機械へ、こんなことも、日本の技術が可能にしたのです。

そして日本の古くからの技術が最先端の技術にも使われていました。
クサビです。
いくらキツく閉めても振動などで、どうしても緩んでしまうネジですが、緩まなくするためにクサビを応用したそうです。軽くしめたネジも、相当な力を込めてもなかなかあきませんでした。

日本のものづくりの技術の素晴らしさを改めて思いました。