「茨城県日立市に行ってきました」

今週のある朝テレビを見ていたら、日立市から生中継をしていました。日立市で発見された寒桜、その名も「日立紅寒桜」(ひたちべにかんざくら)が、今週末見頃だというのです。しかもその色は、淡紫ピンク色とのこと。とても気になり早速日立市に連絡をとってもらいました。なんと日立市には、さくら課があるのですね。これだけでも日立市の桜への思い入れを感じます。

でも週末の天気は、曇りかも。しかも連休です。

そこで急遽、2月22日に行ってきました。

この日も朝から小雨、でもなんとか晴れるかなと思っていたのですが、、、。

私がその桜を見に行ったのは、日立駅から車で20分ほどのかみね公園、そこに作曲家の吉田正音楽記念館があり、その5階が、展望カフェになっているのです。

目の前には太平洋が広がり、海と山に挟まれた日立市の地形を実感することが出来ました。

ここで、この日立紅寒桜を発見した長島正吉さんにお話を伺いました。

当時長島さんは通勤で毎日常磐線の小木津駅を通っていました。1月の中頃から咲く桜の花を毎日見ていたのです。この桜は何かが違う、長島さんは思っていたのですが、なにしろ線路のすぐそばのため、何もすることが出来ませんでした。ところがある時、駅に跨線橋がかけられることになります。ようやく桜に近づくことが出来ました。そこで、この桜の木を詳しく調べてもらったところ、寒桜ではあるが、他の土地には無い、日立市特有の桜であることがわかったのです。

そして市民の公募で「日立紅寒桜」と名付けられ、2006年(平成18年)農林水産省に品種登録されました。

その後日立市内の各所に植えられた日立紅寒桜は、長い期間市民の目を楽しませてくれます。

もちろん展望カフェからも、公園内の日立紅寒桜を楽しむことが出来ます。

でも、実は長島さんが一番のお勧めは、日立駅前からの大通り・平和通りから少し入った所にある日立紅寒桜とのことでした。今回は、もう見頃を過ぎていたのですが、その形の良さは健在。来年の見頃の季節に訪れたいと思いました。

日立紅寒桜の後も、日立市ではやはり固有の桜・「おぎつやよい」「ひたち雅」そしてソメイヨシノやヤマザクラも楽しむことが出来ます。

4月1日(月)から14日(日)までは、さくらまつり開催期間として、平和通り、かみね公園、十王パノラマ公園で桜を楽しむことができ、特に6日(土)、7日(日)には、イベントも開催されます。

当日の天気が心配という方は、市役所のホームページに「お天気相談所」が日立市独自の天気予報を発表していますのでご確認ください。

実はこのお天気相談所は、地方自治体が運営している、日本でただ1つの気象機関なのです。毎日3人の気象予報士の資格を持つ市の職員が日立市の空を確認し、天気予報などを発表しています。

以上

2024年2月24日