「もののあはれ」とは、平安時代から使われてきた言葉で、人生の機微や四季の自然の移ろいなどに触れた時に感ずる、優美で繊細なしみじみとした情趣のこと。
◆ 開催日:開催中〜2013年6月16日(日)まで
◆ 開催場所:東京ミッドタウン サントリー美術館(東京都港区)
◆ 問合せ:サントリー美術館
自然の美しさを描いた絵巻や屏風、漆器や陶磁器などから平安時代以来の美術の流れを辿り、日本の美の根底に息づく「もののあはれ」をめぐる美的理念や、自然の移ろいに心動かされた人々の思いを明らかにしています。
抒情豊かな美術の世界を楽しめます。
第一章 「もののあはれ」の源流 貴族の生活と雅びの心
第二章 「もののあはれ」という言葉 本居宣長を中心に
第三章 古典にみる「もののあはれ」 『源氏物語』をめぐって
第四章 和歌の伝統と「もののあはれ」 歌仙たちの世界
第五章 「もののあはれ」と月光の表現 新月から有明の月まで
第六章 「もののあはれ」と花鳥風月 移り変わる日本の四季
第七章 秋草にみる「もののあはれ」抒情のリズムと調和の美
第八章 暮らしの中の「もののあはれ」 近世から近現代へ
毎週土曜日には、子供から大人まで楽しめるやさしい展示解説・フレンドリートークが行われます。
[資料提供 サントリー美術館]