「信玄公祭り」開催(山梨県)

「甲斐の虎、いざ出陣。」

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今回で、第46回目となる信玄公祭りが開催されます。

◆ 開催日:2017年4月7日(金) 〜 9日(日)

◆ 開催場所:甲府駅前、武田神社、舞鶴城公園ほか(山梨県甲府市)

◆ 問合せ:山梨県信玄公祭り実行委員会

世界一の武者行列と言われる甲州軍団の出陣は、8日土曜日に開催されます。

今年の信玄公役は、地元山梨県出身の落語家の三遊亭小遊三、生粋の甲州人ならではの武田信玄、これまでにない新しい信玄公を落語家ならではの独自の存在感とユーモアを生かして演じると意欲満々とのこと。
そして山本勘助役は同じく落語家の林家三平、特別ゲストで役どころは当日発表されるという林家木久扇も加わります。日本テレビ系列の番組「笑点」のメンバー三人が祭りを更に盛り上げることでしょう。

そして同じ8日には、甲府の有力宝飾メーカーが一堂に集まる輝きの祭典「大宝飾展」も開催されます。

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こちらの場所は、甲府駅前南口側にあるやまなしプラザ。
300名の限定ですが、甲斐の虎ストラップのプレゼントをはじめ、宝石すくい、鉱物当てクイズ、スタンプラリーなどのイベントが行われます。

同じやまなしプラザにある山梨ジュエリーミュージアムも是非見学してみてくださいね。

[資料提供 山梨県]

「国際宝飾展(IJT)」開催(東京都)

宝石の窃盗団が捕まったことで、ニュースでも取り上げられた「国際宝飾展」に行って来ました。
初日の23日に行ったのですが、いつもより警備の人数が多く、またピリピリしているような気がしたのですが、こんな理由があったのですね。

1億円のネックレスやダイヤモンドの砂時計、皿に残った野菜のヘタで型を取り作ったアクセサリーなどが紹介され、話題になっています。

そんな中で、私が注目したのは、日本とイタリアの技術です。

まず日本では、甲府市の甲州貴石切子。
カットグラスなどに施される切子の技法で貴石により輝きを与えています。

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また、貴石の360度全てにカットが施されている桔梗カット、なんとその面は180もあるそうです。

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しかも全て手作業というのですから、まさに職人技。この桔梗カットが出来るのは、世界でただ一人、甲府のトップジュエリーマスター清水幸雄さんだけだそうです。
私がお話を伺ったのは、清水さんのお弟子さんの大城かん奈さん。まだ三年目ということで、今はまだ清水さんの技術には及ばないものの、いつかはとの意欲は満々、期待しています。

そしてイタリアからはカメオです。
世界のカメオのほとんどは南イタリアのトッレ・デル・グレコで作られているそうです。
今回は、そこから職人さんたちが来日。実際に目の前でカメオを作っていました。
そんな会場で、私が気になった作品がこれです。

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お話を伺えば、昨年2016年のカメオのコンクールで平和の部門でグランプリを受賞した作品とのこと。
作者は、ピエトロ・シモネッリさん。

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彼の作品に描かれている人物の優しい目が印象的でした。
年に何回かは来日し、カメオの実演も見せてくださるそうです。機会があったら、その様子も見たいと思いました。

どんな高価な石も、そのままではただの石。こうした人々の技術があって、宝飾品として輝くのだと改めて思いました。

《気になる日本酒》 開華 純米吟醸 生原酒 「立春朝搾り」(栃木県)

新年も開けて、早正月も半ばを過ぎてしまいました。日本列島には大寒波が襲来しています。
とにかく、寒い!
こんな時には、熱燗でキューッと一杯なんていうのが美味しいのでしょうね。
でも、、、アルコールがダメな私は、もっぱら生姜湯かアルコールゼロの米麹の甘酒であったまっています。

さて、気になる日本酒、今回はこれです。

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「開華 立春朝搾り」
〜今年一年の幸運と繁栄を招く縁起酒!
立春の日の朝に搾りあげた、究極のしぼりたて〜

台東区のとある酒屋さんで見つけました。
平成ニ十九年丁酉二月四日特別限定酒とのことです。日本酒にも野菜や魚の採れたてみたいに、フレッシュってあるそうで、これまでに飲んだ方の感想を聞くと「搾りたてだからフレッシュ! 」「日本酒のイメージが変わった」という方もいるとか。

暦の上で春が始まる立春、その日の朝に搾って出来上がった酒です。
そして蔵元に集まった酒屋さんたちが瓶詰めされた酒のラベル貼りをお手伝い。出来上がった日本酒は、神主さんのお祓いを受け、即酒屋さんたちがそれぞれの店へ持ち帰ります。
だからその日のうちに私たちが手にすることができ、飲むことが出来るのです。
まさに、立春当日の酒!
そして火入れをしていない生原酒、普段は蔵元でしか味わうことが出来ないのですが、この日だけは自宅で飲める立春だけの日本酒です。

今年は、北海道から九州まで40の蔵元の立春朝搾りを味わうことが出来るとのことですが、関東の栃木、群馬、埼玉、東京では今から19年前に初めて、この立春朝搾りを始めた栃木県佐野市の第一酒造株式会社・開華の酒を楽しむことが出来ます。ちなみに開華の立春朝搾りは、赤城神社の宮司さんがお祓いをしてくださるとのことです。

実は、立春の朝に日本酒を搾れるようにするには、大変な苦労があるそうです。まさに立春当日の朝に出来上がるようにしなければならないためその年の天気や気温に合わせて完璧な管理と微妙な調整が必要とのことで、杜氏さんをはじめ蔵の人たちは徹夜で作業をしなければならないそうです。そんな杜氏さん泣かせの日本酒なのですが、これも日本の春を、美味しい日本酒で実感してほしいというみんなの心があればこそなのですね。
きっと一口飲んだ時、四季のある日本に産まれて良かったと思うことでしょうね。

しかも願いが叶う、お勧めの飲み方もあるそうですよ。今年の恵方北北西を向いて願いを込めながら飲むと良いそうです。更に空瓶を棄てずに、ラベルを恵方に向けて飾っておくと幸運が舞い込んでくるとも言われるとか。なんかウキウキしてきますね。
なお、この立春朝搾りは、限定数量で予約が必要とのことです。

今回は、日本の春の縁起酒を紹介しました。

「小田野直武と秋田蘭画」展 開催中(東京都)

東京六本木のサントリー美術館で、「世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画」展を開催中です。

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重要文化財《不忍池図》(12月12日までの期間限定展示)をはじめ、江戸時代の中期に、秋田藩の若き武士たちによって、描かれた珠玉の絵画。西洋と東洋の美が結びついたそれらは現在「秋田蘭画」と呼ばれています。
その中心的な描き手が、「解体新書」の図を描いた小田野直武でした。

会場には、小田野直武をはじめ、秋田藩主・佐竹曙山や角館城代の佐竹義躬ら、秋田蘭画の代表的な絵師の作品を展示しています。

◆ 開催日:開催中 〜 2017年1月9日(月・祝日)

◆ 開催場所:サントリー美術館(東京都港区 東京ミッドタウン ガレリア3階)

◆ 問合せ:サントリー美術館

会期中は、事前申込み不要、入館料だけで参加費もかからない各種のレクチャーがありますので、これらを利用して更に作品への理解を深めることをお勧めします。

そしてもう一つお勧めが、ぜひお子さんを連れて行ってください。中学生以下は入館料無料の上、おもしろびじゅつ帖を受け取ることができます。

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なお、このおもしろびじゅつ帖の配布は今回までとのことでした。

[情報提供 サントリー美術館]

「岡山地酒BAR」開催中(東京都)

「幻の酒米 雄町 秋に開く旨みを味わう。」

日本の四大酒米、雄町、山田錦、五百石、美山錦の中で、背丈が高く病気に弱いなど栽培が難しいことなどから、酒蔵の間で幻の米とも呼ばれている雄町。
その生産の95%は、岡山産です。

この雄町を使った酒など、岡山の酒と蔵元が、今東京新橋にやってきています。

◆ 開催日:2016年10月19日(水)〜 21日(金)17時半から20時半。

◆ 開催場所:鳥取県・岡山県共同アンテナショップ とっとり・おかやま新橋館2階催事スペース(東京都港区)

◆ 問合せ:岡山県酒造組合

今回は、岡山県内から四つの蔵元から約40種が集合。中には、他では中々味わえない希少な酒も持ってきましたとのこと。
おちょこ一杯200円か400円で楽しめます。
酒を味わうのはもちろんですが、蔵元ならではの話も是非楽しんでください。

【資料提供 岡山県、岡山県酒造組合】