《気になる日本酒》 若戎 純米吟醸 「Hiyaoroshi」(三重県)

もう幾つ寝るとお正月、という歌が聞こえているかと思ったら、今日はすでに大晦日。明日はお正月、元旦ですね。天気予報によると、日本の各地で初日の出を見ることが出来そうです。

お正月といえば、最近は七福神巡りをするという方も多いようです。
大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊の七福神を参拝すると、七つの災難が除かれ、七つの幸福を授かるといわれ、室町時代の末頃から始まったと言われています。

この七福神の中で、唯一の日本の神様・恵比寿天のラベルの日本酒を見つけました。
左手に鯛、右手に釣竿を持った商売繁盛の神様です。

見つけた日本酒は、若戎 純米吟醸 「Hiyaoroshi」です。

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ひやおろしは、秋のお彼岸過ぎに出始め、その時期にだけしか味わえないということで、毎年楽しみにしている方も多いとか。「秋あがり」ともいわれます。
厳冬期に仕込み、早春に搾り普通の日本酒は二回火入れを行うところを一回だけ火入れして、夏の間酒蔵でゆっくり熟成させた酒です。

この若戎 純米吟醸 「Hiyaoroshi」の蔵元は、三重県伊賀市の若戎酒造株式会社、それまでの合名会社重藤酒造場を平成2年(2000年)に社名変更。創業は嘉永6年(1853年)という古い酒蔵です。藤堂藩より印札を受け酒造りを始めたのです。この由来だけ読んでも歴史を感じますね。
でも、古い歴史だけではありません。Facebookによると、吟醸館で「酒蔵deヨガ」というイベントを行うなどの新しい面もあるようです。酒蔵でのヨガなんて、気持ち良いでしょうね。

私が見つけたのは「Hiyaoroshi」ですが、何しろ秋の酒ですから、今から手に入れようと思っても、実は難しいかも。でも、他にも純米大吟醸 祝酒なども、同じ戎様のラベルを使っているようです。

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今回は、七福神の中でも恵比寿天のラベルを紹介しましたが、もしかしたら他の六神様のラベルもあるかもしれませんね。七福神巡りの後で、一杯いかがでしょうか。空いた瓶は、そのままインテリアにしても、この一年が良い年になりそうな気がします。

今回は、お正月気分を更に盛り上げてくれる日本酒を紹介しました。

《気になる日本酒》 純米酒「飯櫃」(京都府)

今週末は、クリスマスイブ。きっとあちこちでパーティが開かれるのかしら。

私? 残念ながらノープラン。多分浪曲と講談、落語の会があるので、そこに行っていると思います。

さて、この気になる日本酒。
クリスマスイベントにふさわしそうな日本酒を紹介しようと思っていたら、見つけました。

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京都府亀岡市の丹山酒造の「飯櫃(ぼんき)」です。

浅草のまるごとにっぽんが、オープンから昨日で一年。その会場に、この丹山酒造の日本酒も出ていました。
正月バージョンラベルの純米原酒「しぼったそのまま」などを販売していました。

そしていただいたチラシの中で見つけたのが、この純米酒「飯櫃」です。
赤のボトルがクリスマスにピッタリだと思いません。見ているだけでも楽しくなりそう、クリスマス気分を盛り上げてくれそうですね。

味もチラシによれば、”甘酸っぱさが新鮮な白ワイン風の純米酒”とのこと。
ちなみに亀岡市のパンフレットによれば、丹山酒造は無農薬の自家栽培米を使った酒造りにこだわるとのこと。蔵ではきき酒体験も出来るそうです。

この他、最近は発泡の日本酒が多くありますので、クリスマスにはそんな日本酒も良いかもしれませんね。

それでは、次回は、正月用の気になる!日本酒を紹介しようと思っています。

「岡山地酒BAR」開催中(東京都)

「幻の酒米 雄町 秋に開く旨みを味わう。」

日本の四大酒米、雄町、山田錦、五百石、美山錦の中で、背丈が高く病気に弱いなど栽培が難しいことなどから、酒蔵の間で幻の米とも呼ばれている雄町。
その生産の95%は、岡山産です。

この雄町を使った酒など、岡山の酒と蔵元が、今東京新橋にやってきています。

◆ 開催日:2016年10月19日(水)〜 21日(金)17時半から20時半。

◆ 開催場所:鳥取県・岡山県共同アンテナショップ とっとり・おかやま新橋館2階催事スペース(東京都港区)

◆ 問合せ:岡山県酒造組合

今回は、岡山県内から四つの蔵元から約40種が集合。中には、他では中々味わえない希少な酒も持ってきましたとのこと。
おちょこ一杯200円か400円で楽しめます。
酒を味わうのはもちろんですが、蔵元ならではの話も是非楽しんでください。

【資料提供 岡山県、岡山県酒造組合】

「SAKE COMPETITION 2015」表彰式開催(東京都)

第四回目になる「SAKE COMPETITION 2015」の表彰式が東京で行われました。

今年は、四つの部門に全国335の酒蔵から、2014年1月から2015年5月までで販売実績があるか販売継続中のもの、または2015年内に発売を予定している市販の日本酒1028点が出品され、5月19日20日の二日間に渡って予審・結審が行われました。

それぞれの入賞酒は以下の通りです。
日本酒を選ぶ時の参考にしてくださいね。

☆純米酒部門
1位は、静岡県の「磯自慢 特別純米 雄町」(磯自慢酒造株式会社)

☆純米酒吟醸部門
1位は、宮城県の「勝山 純米吟醸 献」(仙台伊澤家勝山酒造株式会社)

☆純米大吟醸部門
1位は、福島県の「会津中将 純米大吟醸 特醸酒」

☆Free Style部門
1位は、山口県の「五橋 極味伝心 生酛木桶造り 純米大吟醸」(酒井酒造株式会社)