「『もののあはれ』と日本の美」開催中(東京都)

「もののあはれ」とは、平安時代から使われてきた言葉で、人生の機微や四季の自然の移ろいなどに触れた時に感ずる、優美で繊細なしみじみとした情趣のこと。

◆ 開催日:開催中〜2013年6月16日(日)まで

◆ 開催場所:東京ミッドタウン サントリー美術館(東京都港区)

◆ 問合せ:サントリー美術館

自然の美しさを描いた絵巻や屏風、漆器や陶磁器などから平安時代以来の美術の流れを辿り、日本の美の根底に息づく「もののあはれ」をめぐる美的理念や、自然の移ろいに心動かされた人々の思いを明らかにしています。

抒情豊かな美術の世界を楽しめます。

第一章 「もののあはれ」の源流 貴族の生活と雅びの心

第二章 「もののあはれ」という言葉 本居宣長を中心に

第三章 古典にみる「もののあはれ」 『源氏物語』をめぐって

第四章 和歌の伝統と「もののあはれ」 歌仙たちの世界

第五章 「もののあはれ」と月光の表現 新月から有明の月まで

第六章 「もののあはれ」と花鳥風月 移り変わる日本の四季

第七章 秋草にみる「もののあはれ」抒情のリズムと調和の美

第八章 暮らしの中の「もののあはれ」 近世から近現代へ

毎週土曜日には、子供から大人まで楽しめるやさしい展示解説・フレンドリートークが行われます。

20130519-101658.jpgおもしろびじゅつ帖

[資料提供 サントリー美術館]

舞台「男嫌い」上演中(東京都)

「人情味あふれる最高におもしろいハートフル・コメディー!」

◆上演期間:2013年5月11日(土)から23日(木)

◆劇場:ル テアトル銀座 by PARCO(東京都中央区)

◆問合せ:コマ・スタジアム

楽しくて、面白くて、観る人の心を癒すような作品を創ろうと企画された作品です。

物語の主人公は、美人なのになぜか浮いた噂が無いアラフォー女性、持ち前の明るさとユーモアで試練を乗り越えていくものの、どこかちょっと抜けているところもあります。
この主人公、志津子を演じるのが沢口靖子。清純派のイメージと思っていたら、コマーシャルではコミカルな面も見せる彼女と何処か重なるところもありますね。
それもそのはず、出演の俳優が決まってからそれぞれに合わせて台本を書いた、いわゆる当て書きなのです。

舞台は、開業一周年を迎えて注目を集めている東京スカイツリーが見える下町にある蕎麦屋。背景にはちゃんと東京スカイツリーが見えています。
この蕎麦屋の娘が沢口靖子、その母親が木の実ナナ、そこへ取材にくる編集者を演じるのが陣内孝則、そして志津子の初恋の相手が大衆演劇の松井誠です。

でも演じるとはいっても当て書きなので、役と本人が微妙に重なり合っているところも見所の一つ。
そして平成の現代が舞台でありながら、何処か昭和ロマンも感じます。
更に最後には、楽しいプラスアルファも。
三時間たっぷり楽しめる舞台です。

東京での公演の後は、山口、京都、福岡、名古屋、金沢、大阪での公演もあります。

[資料提供 コマ・スタジアム]