「生誕170周年 エミール・ガレ」展 開催中(東京都)

東京六本木のサントリー美術館で、「オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ」展を開催中です。

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フランス、パリの19世紀美術専門の美術館オルセー美術館。その特別協力により、日本初出品となるガラス器やガレの鋭い洞察力と製作過程を示す重要なデッサンなど約40件に加え、サントリー美術館のガレコレクションから選りすぐりの約100件、そして国内の未発表作品も公開され、ガレの世界を堪能出来る展覧会です。

◆ 開催日:開催中 〜 2016年8月28日(日)

◆ 開催場所:サントリー美術館(東京都港区 東京ミッドタウン ガレリア3階)

◆ 問合せ:サントリー美術館

第一章の「ガレと祖国」からはじまり、「ガレと異国」「ガレと植物学」「ガレと生物学」「ガレと文学」そしてエピローグの「ガレと究極」まで、ガレの人生と共に、独自の表現と幅広いジャンルに及ぶ作品を見ることが出来ます。

中でも、是非よーく見て欲しいのが、栓付瓶「葡萄」
第五章の「ガレと文学」で紹介されている理由は、作品の後ろにボードレールの詩「毒」の詩文が彫られているのです。

そして私が好きな作品は、壺「枯葉」

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ガラスのあいだにプラチナ箔を封じ込めた作品は、ガレのジャポニスム的作例の代表に挙げられる一点だそうです。西洋と東洋、ガラスと陶磁器、両方に通ずる不思議な感覚の作品でした。1900年のパリ万博への出品作です。

ところで、展覧会の時強い味方になるのが音声ガイドです。
この展覧会でも音声ガイドの貸し出しをしていますが、もしスマホをお使いの方ならアプリをお勧めします。
作品を見ている時はもちろん、会期中であれば、自宅でももう一度音声ガイドを聞くことが出来るのです。

そして、8月23日には、「まるごといちにち こどもびじゅつかん」が開催されます。一日だけ、サントリー美術館がこども専用の美術館になります。
普段は静かに鑑賞する美術館ですが、この日なら、お母さんやお父さんがお子さんに作品の解説をしてあげることが出来ます。
お子さんに配られるおもしろびじゅつ帖なども上手に使って、より楽しく作品をご覧ください。

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[情報提供 サントリー美術館]